女性の新しい働き方を生み出す
「桑名女性ネットワーク」とは、桑名にゆかりある女性達が、各々の、多様な活動を通じて繋がり合うためのネットワークとし、2011年に任意団体として設立いたしました。女性達が集まる場をつくりたい、という想いで多くのイベントを企画・開催し、各々が経験・技能を活かし、専門とするスモールビジネスが広がりを築くための場づくりを行ってきました。
活動内容|桑名女性ネットワーク
団体概要
団体名 | 桑名女性ネットワーク(任意団体) |
設 立 | 2011年 |
代 表 | 水谷美保 |
副代表 | 鈴木千裕 |
沿 革 | 2011年 桑名女性ネットワーク 設立 |
所在地 | 〒511-0861 三重県桑名市大字蛎塚新田201番地 ホープハウス桑名B102 |
@kuwanawn | |
ロゴ |
メディア掲載
- 2021年9月 伊勢新聞掲載
- 2020年1月 三重テレビ
- 2019年11月 三重テレビ出演
- 2019年11月 産経新聞
- 2017年2月 桑名市報くわな
- 2017年2月 中日新聞
- 2017年3月 桑員ホームニュース
Kuwana Women Network
ごあいさつ
桑名女性ネットワークは、女性というキーワードで概ね活動をしていますが、活動の根幹には以下の問いからの想いが有ります。
私たちの地域、わがまちで生活する素晴らしさとは。
私は、「時間」「空間」「人との関わり」に『ゆとり』があることだと思っています。 この『ゆとり』を『豊かさ』と、言えるようになりたいものです。
生活をするためには「ゆとり」だけでは生活は成り立たず、経済活動が必要です。 「経済活動」=「仕事」です。
以前は、「仕事」によって住む場所が選ばれてきました。
しかし昨今、自分と地縁の無い場所であるが、ここに住むことで自他の魅力や存在価値を生み出すことができ、自分自身の居場所や愛着を感じられる場所となり、定住の地となった。 という人達が多くなりました。
このような「わたしが生活するまち」への新しい価値観の中で、様々な立場の女性達が、 独自の活動をおこなう姿を多くみられるようになりました。
女性は、結婚、出産、子育てをはじめとした、男性とは違う人生サイクルがあります。 特に、出産・育児などで一旦家庭に入った女性は「仕事」という場から離れることで、 社会性、経済力が低下することにより、社会的にも家庭内にも不平等が生じてしまいがちです。
多くの女性達は「無理のない形で、仕事を続けたい」と思っているはずです。 子育て中の女性は、「私にできることで、何かチャレンジしてみたい」と感じているはずです。
子育て中の母親が、パートであっても、ましてやフルタイムで組織の中で働くことは、 両親や家族、保育サービスをふんだんに利用し、自己投資と精神的な負担を一手に背負いながら、 家庭と仕事の両立を図らなければならないのが現実です。 近隣に支えてくれる実家でもなければ、本当に苦しく難しい。 家族を「ゆかたな人生」へ導くために、これが私の「経済活動(仕事)」として継続できるのだろうか。 ・・・継続すべきだろうか? 大抵のお母さんが、悩み想い続けてきたことだと思います。
子供を育て、家族との時間を大事にしながら、自分のできるペースで、得意とする仕事を続けられたら…。 どんな人にも、好きなこと、得意なことがある。それを仕事に活かすことができたら…
こうした想いから、多くの女性達が、自分の経験や技能を活かして独自に活動・事業を始めました。 活動する女性1人ひとりの力は微力でも、1人あたりの能力が大きいなら、ネットワークすればいい。 まずは私達の地域、社会の問題を解決するために、女性の観点から事業としてプロジェクトを立ち上げるのもいい。 まさに“需要と供給”の関係ではないか。経験・技術に長けているのだから、主婦目線でありながら、ビジネスとしてしっかり行動できるチームになれるのではないか。
その想いから、桑名女性ネットワークが生まれました。 乳児を抱えて「お母さんの働き方」を何とか変えたい、と思う、数人のお母さん達からスタートしました。
いまこの時代。変化が激しく、常に情報が溢れ、スピードが高まり、それゆえに「不安定」が生じています。 「不安定」には、社会の弱者が巻き込まれがちです。 私たちのまちの、平和と安寧を願うのであれば、私たち自身の問題ととらえる意識が必要です。 シングルマザーや母子家庭、女性の病理を含め、桑名女性ネットワークのメンバーが取組む社会福祉活動にもネットワーク化を行っています。
地域で暮らして行くうちに、どんな人との繋がりがあるか、いかに多様なコミュニティとの関わりがあるか、こそが「わたしたちの人生を決定づけている」ことがみえてきました。
目先のチャンスや、状況の変化に焦るのではなく、自分のペースで行動し、長いスパンで「自分はどうしたいのか」を考える必要があります。
これから私たちは、長く長く生きてゆく可能性があります。 ・・・と言われています。
長く生きるかもしれない私たちの将来は、新しい変化の連続でしょう。 特に大きな変化の時。最も大きな力となるのは「心許せる仲間」です。 長い時間をかけて築かれた深い友情には、同じ関心事が多く、私たちの活力の支えとなってくれる力があります。
若い時は、自分と似たような人達と集まりがちです。 しかし、人生のさまざまな段階において、広がりのある人脈とつながるチャンスは幾度も訪れます。 さらに広がりや高まりを生み出せる人脈に接した時。自分の視点が変わります。 新しい目標や、新しい選択肢を知ることができるでしょう。 女性は得意なはずです、共に「つながり」を作りつづけましょう。
そして、女性は「人のきもち」という目に見えない価値を大切にすることも得意です。 それは意図せずして「皆の徳を高める」ことに繋がるのではと思います。
どんな環境の中でも、まず自分自身を磨き、積極的に社会と交わり続けること。 「小さな努力と継続」を心がける気持ちがあれば、いずれ、きっと芽がでて膨らんで実になる。
「私が得意なことを活かせる仕事」は、“仕事”である以上に、自分自身や家族、仲間、わがまち地域に予想外の価値を生み出し、「豊かさ」を導きだしてくれると信じています。
三重県桑名市。名古屋の近郊ベッドタウンであり、古い町並みや田園広がる地域と共に、新興団地が急速に拡大している地域でもあります。 県外から移り住んだニューファミリー層が急激に増進し、新しい文化や感性を持った人達から、様々な活動が生まれています。 私自身が九州出身でありながら、桑名を生まれ育った地のように愛着を持てるようになったのは、初めての地で、子育てや抱える悩みでで孤立しそうな中、同じような環境の女性達と、お互い支え合いながら仕事を通じて社会とつながることができたこと。さらに、社会で自分の場所を見つけることができると、小さな自信が生まれ、地域の人たちと積極的に関わりを持つことができ、またそれを楽しみ、「その時間を子供たちと共有したい」と思うようになりました。 『地域の女性たちが、地域ゆえのゆとり時間やゆとり空間から得られるライフスタイルの中で、自分らしく活躍できる場を生み出してゆきたい。』その理念のもと、「経験・技術・意欲」ある女性たちがつながり合い、活躍できるステージを築き上げてゆきたいと考えています。
代表 水谷 美保